廈門(アモイ)から永定土楼へ


今日は、廈門(シアメン)からバスで客家土楼がある六联(永定土楼民俗文化村)に来てみた。
バス停は、廈門に2つある長距離バスターミナル(长途汽车站)のうち、南側、市の中心部に近い湖浜(旧字体の浜)长途汽车站の2番乗り場から出る。

事前にこのバスターミナルでチケット(汽车票)をゲットしておいた。珍しく窓口の服務人は英語を話せたので、朝に乗りたいと伝える。6時台のと7:10のがあり、後者を選択しておいた。1人45元。所要時間は3時間と告げられる。

泊まっていた宿は体育路、松柏ローカルバス停のすぐ近くで、湖浜(旧字体の浜)长途汽车站まではやや距離があった。だが、もう一方の長距離バスターミナルである松柏长途汽车站は目と鼻の先で、さらにこの松柏长途汽车站からは30分ごとに直通バスが湖浜(旧字体の浜)长途汽车站まで出ていた。ならばと思い朝の5:30に宿をチェックアウトし(デポジットの返金があるので、前日に筆談で「明天、我要退房 5:30」と伝え、チケットも見せておいた)。6時の直送に乗ろうとしたがうっかりミス。直通バスの始発は6:30であった。遅くても20分はかからないので6:30発でもいいのだが、現地についてからプチトラブルがあると嫌なのでタクシーに乗って行くことにした。13元かかった。

湖浜长途汽车站でトイレやおかしの準備を整えて、7:00前頃に乗り場の服務員にチケットを見せる。奥のバスを指差されるのでそのバスに乗る。フロントガラスには「永定」と大きく書かれているので間違いないだろう。ところが乗ってみるとほかの乗客がいない。最前列に少年が一人、なにやら帳簿らしきものと一緒に座っていて、うちらのチケットを見るなり座れ座れと言うのでおとなしく座った。

しばらくすると、こんどは別の人が大声を出しながら乗り込んでくる。怒られるのか、バスが違ったのか、なんだかわからないが「降りろ降りろ」とジェスチャーをする。その服務員について行くとカウンターまでたどり着いた。ひょっとして俺の乗ったバスが間違いで、本当のバスはもう出発してしまったので払い戻しもできないのでは、などと考えていたが、カウンターの服務員が説明してくれた内容は「○×△□メイヨー、バス イズ ブロークン 」であった。不安がいっきに吹き飛んで笑った。

結局、チケットに印字された時刻を手書きで修正して変更してもらった。かくして発車は9:10となる。バス停の近くで朝食をとり待機。今度はまともに動くバスに乗る。

乗客には西洋人が3人いた。一人は若い女性で、残りの二人はこの女性の両親のようだ。遠くから聞くにフランス語のような雰囲気である。が、しかし。このジェンヌはなんと中国語を巧みに操っている。おそらく何時に着くのかとかどこで降りればいいのかとか、そういったことをスムーズに聞いている模様。むむむむむ。やはり言葉が通じるのは強い。自分も中国国内を旅行させてもらっている身として、もうちっとは中国語を話せなければいかんなと強く思った。

出発から約2時間後、トイレ休憩の為に土産物屋に停車する。うちらと西洋人は降りなかったがほとんどの中国人が降りてトイレに行き、お菓子等を買っていた。出発から3時間後、「永定土楼32km」の看板が見え、整備された太い道路からそれて細い路へ入る。ここから32km先に着くのに1時間かかった。路は細くうねり、山間を縫うように抜けて行く。景色も緑が多く有休の中国を感じさせてくれる風情がある。途中、観光バス、ミニバス、タクシーの3台が事故に合った模様で路肩に停められている。観光バスのフロントガラスは大きなヒビが走っていた。おそろしい。

出発から約3時間半後、大きな土楼が見えて来た。周りには大型観光バスが並び、中国人のツアー観光客でごったがえしている。列の先頭にいるガイドが旗や折りたたみ傘を掲げて大声を出している。ここが永定土楼なのか、観光地すぎて少しショックを受ける。隣の西洋人は降りて行った。自分たちも荷物をまとめて降りようとすると最前列に座っていたおばちゃん(添乗員か?)が違う違うとジェスチャーをして席に戻るように促される。ここは民俗文化村のある六联からやや手前の永定だったのだろうか。

さらに30分後、出発からは4時間後、小さな町についた。すぐそこには大きな土楼が見える。大きなゲートがあり「永定土楼民俗文化村」と書かれている。間違いないここだ。事前にロンリープラネットで調べておいた「土楼人家(tu3 lou2 ren2 jia)」という宿に向かおうとする。ロンプラには土楼宿泊以外、この宿しか紹介していなかったのだ。バスを降りてすぐ客引きが寄ってくる。とりあえず無視したが、どこに行くのかと聞かれ、思わず「土楼人家」と答えてしまう。すると客引きは路のない方向を指差した。うーん。少し遠いのだろうか。バスが降りた通りには「饭店」が並んでいる。意外に宿は多いようだ。さてこの客引き、目の前の宿の人のようで宿の名前は「背包饭店」という。英語が併記されていて「Backpackers Hostel」となっている。「背包(バックパッカー)」という表記に小さな感動を覚えて、思わず部屋を見せてくれるように頼む。ファンルーム、きれいなベッド、ホットシャワーも出て80元、デポジット(保証金)が20元だ。インターネットが使えないのがたまにきずだが中国に入ってからというもの、新しい土地に入ってからの宿探しは連戦連敗、つかれてばっかりだったのでとりあえず一泊はここにすることにした。

が、今回の宿選びも失敗であった。ここの女主人、なかなか手強いおばはんであった。つづく

りょう の紹介

東京都品川区で生まれ育つ。サービス業、ホステスクラブ、海外ボランティア駐在員、レストランバー、コンピュータ会社などを経て独立開業。2011年から休業し、夫婦で1年ちょっとの世界一周へ。現在は帰国してイクメン父上に勤しむ。好きな食べ物はナス。言語や歴史に興味あり。コンプレックスは字が汚いこと。好きな言葉は「とりあえずビール」でポッドキャストでは世界のビールを飲み歩く「Beer the World(ビーアー・ザ・ワールド)」を担当。
カテゴリー: 廈門, 中国 タグ: パーマリンク

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