カンボジアグルメ紀行第三弾。「ボーボー」


このグルメ紀行では、タイ料理やベトナム料理に押されてあまり目立たないカンボジアの食べ物を紹介し、これから旅をする人たちに食べてもらい「カンボジア料理もうまいじゃないか、うむむ」と唸ってもらうというシリーズである。

カンボジアは素朴。ちょっと意地悪な表現で言えば地味。でもその地味さの中には深い深い味わいがある。第三弾の今日は「ボーボー」つまり「おかゆ」を取り上げたい。

「ボーボー」と言った場合、具なしの「ボーボー・ソー」つまり「白粥」と「ボーボー・サッチモアン」つまり「鶏粥」の2種類が一般的だ。普通は肉入りのほうに遭遇する機会の方が多いはず。はっきり言ってうまい。食べずに帰国した奴は罰当たりである。

日本のおかゆのように「病人食」のようなソフトさはない。しっかりと味付けされていて、コクがある。香草系の風味と鶏肉が絶妙なハーモニーを生み出している。具の一部に鶏か何かの血を固めたものが入っている。苦手な人は苦手だが、ホルモンやタンなどを抵抗なく食べられる人なら是非挑戦するべし。

値段

場所にも寄るが2、3000から見つけられる。4000くらいでも驚かないが、6000のおかゆはさすがに見たことはない。

注文の仕方

簡易的な食堂であれば、おばちゃんの前に銀色の鍋が2つくらい置いてある。ガス調理器具を備えた屋台や食堂などであれば置いてある可能性はある。1日のうちでもおかゆ専門の屋台が出る時間というのがある。見つけておくか、宿の人などに事前に聞いておくのがスマート。

「ミエンボボー?」で通じる。「ボーボー」でもいいし「ボボー」でもいい。教科書的には文末に「テー?」を付けるべきだが実際の会話ではよく省略されている。ある場合は「ミエン」と言われる。ない場合は「オッ、ミエン」と言われる。

おそらくその次に鶏肉入りだよ、と確認を取られる。「ボボーサッチモアン」と言われるので次に値段を聞くべし。

「モイマーン?」で通じる。ガイドブックなどには、「タライポンマーン」と載っているかもしれない。「タライ」は「値段」で「ポンマーン」は数量や分量の多寡を問う言葉だが、実生活では「モイマーン」あたりを良く耳にする。「モイ」は「1」の意味で、「マーン」は「ポンマーン」と同じ意味だろう。「モイマーン」だけで「1ついくら?」という表現になる。

安いところから、「ビーポアン(2000)」「 バイポアン(3000)」「ブンポアン(4000)」などと答えてくるはずだ。

値段に納得したら、「ソームモイ」と言って注文すべし。この時に指を1本立てるとモアベター。「ソーム」は英語で言うなら「Please」。食事を注文するときに文頭に置く。「モイ」は「1」で「1つちょうだい」の意。

テーブルの上にある揚げパンみたいなのを絶対入れるべし

テーブルの上に皿が有り、揚げパンみたいなのが鎮座していることがある。ある店とない店がある。この揚げパン風のものは1つ200リエル程度で、注文するとおばちゃんがはさみで細かく切って皿に盛りつけてくれる。これをおかゆの中に入れると絶品!!!見つけたら迷わず入れるべし。一気に全て入れずに、2回か3回にわけて入れるのがスマート。俺はしなしなになった揚げパンが好きなので器の奥底にしずめてから食べるが、ある程度のサクサク感が欲しければ早めに救出してあげる必要がある。

調味料を駆使すべし

テーブルにはいくつかの調味料がある。好みにもよるが、唐辛子をつかった味噌っぽいものを少し入れるとうまい。さらにテーブルの上にあるかぼすみたいな柑橘系のやつを絞ると味が引き締まって最高である。

ボーボーを食べずに帰国することのないよう十分注意されたし。

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りょう の紹介

東京都品川区で生まれ育つ。サービス業、ホステスクラブ、海外ボランティア駐在員、レストランバー、コンピュータ会社などを経て独立開業。2011年から休業し、夫婦で1年ちょっとの世界一周へ。現在は帰国してイクメン父上に勤しむ。好きな食べ物はナス。言語や歴史に興味あり。コンプレックスは字が汚いこと。好きな言葉は「とりあえずビール」でポッドキャストでは世界のビールを飲み歩く「Beer the World(ビーアー・ザ・ワールド)」を担当。

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