オーラアミーゴス。
中米グアテマラにある世界遺産都市アンティグアでスペイン語が学べると聞いてはや2か月ほど経つだろうか。ようやく5週間のレッスンが終わったのでここでひとつ感想などを書いてみようかと思う。
目次
0. 対象読者
1. どの国・都市でスペイン語を学ぶべきか。
2. で、値段の相場は?
3. で、お勧めの学校は?
4. どのくらいやったらいいの?
5. 宿泊先は?
6. 俺なりの結論
あわせて読んで欲しい:
グアテマラ・アンティグアでの語学学校生活まとめ
グアテマラ・アンティグアの治安とかいろいろ
自慢じゃないがという前置きの自慢だが、俺は外国語が得意な方だと思う。そのあたりを差し引いて読んで欲しい。
0. 対象読者
とりあえず、バックパッカーで旅に最低限必要なスペイン語プラスアルファをしゃべれるようになりたい人を想定して書いてみる。学校以外にも、個人で教えている人も多いようだがよく知らないのでここでは割愛。
1. どの国・都市でスペイン語を学ぶべきか。
やはりグアテマラ・アンティグアの評判が良いらしい。他の都市、国にもスペイン語レッスンはあるようだが、いくつか見たところ値段と治安の面で圧倒的にアンティグアが良いと感じた。
前もって時間がある人は、日本で学習書の一冊でも買っておくのもいい。最近は電子辞書でスペイン語が入っているやつ(またはカードを追加して使うやつ)を持っている人も多い。
2. で、値段の相場は?
場所による。高い所はやたら高い。月曜日から金曜日、1日4時間のコースだとして、一番安いところで週に40〜50ドルあたりか。基本はマンツーマン。教室と言うより、なんとなくあるスペースに机と椅子が並んでいてそこでレッスンを受けるというしくみが多いと思う。
3. で、お勧めの学校は?
1校しか行ってないのにお勧めしたい。ベタだがATABAL(アタバル)だ。1日4時間コースで週に70ドル。ほかの学校と比べればかなり安い部類のはず。ペンション田代(後述)に宿泊している人はCANO(カノ)という学校に通っている人が多い模様。CANOはペンション田代からそこそこ近い上にアタバルより結構安いようだ。1週間目が45ドルで、2週間目から40ドルとの噂を聞いた。が、ペンション田代の一階にあるスペイン語学校についての情報ノートによるとCANOの先生の評判は良いモノから悪いモノまで様々。さらにずいぶん若い先生も多いようにも感じた。かわいい女の先生に習いたいならCANOという選択も悪くないのかもしれない。一方でATABALの先生はベテランが多いという印象。CANOで授業を受けたわけではないので直接的な比較はできないが、先生はベテランの方が良い。俺が昔に日本語を教えていたことがあるので余計に思うのかもしれないが、単にぺらぺらネイティブだからといって教えられるわけではないのだ。
4. どのくらいやったらいいの?
好きなだけ。いや、それじゃあ参考にならないと言われそうなので俺の場合を書いておく。
最初の2週間:先生1人対生徒2人の形式で現在形の規則動詞と不規則動詞まで。フリートークを中心に進めたので文法的な進みは遅くなった。
次の2週間:マンツーマン形式に分かれて、点過去、線過去、未来形たちを文法中心に。
最後の1週間:現在分詞、過去分詞、総復習、旅に特化した表現(道を聞く、強盗、けがなど)で、お願い事をするときに必要になる接続法の導入部分だけチラ見した。
いわゆる「一通り」の文法をやるには2〜3か月は必要だと感じた。遅い人はもっと掛かるはず。ただ、最初に書いたとおり旅行会話プラスアルファの程度で良いのであれば、動詞の現在形と点過去・線過去(旅行会話でも過去形は必須だと思う)に現在分詞と過去分詞が話せて、再帰動詞や直接・間接目的語をなんとなく操れれば十分すぎるはず。ていうか無敵だ。
未来形は聞いて分かれば十分。接続法とかいう世界があるが、定型句的な表現だけを覚えればあとはカタコトスパニッシュでごり押しできると俺は信じている。
5. 宿泊先は?
ざっと2種類。いわゆる宿にとまるか、ホームステイをするかだ。
宿では曲がりなりにも客としていられる(はず)。食事はつかないが、ペンション田代などではキッチンが着いているのでほかの宿泊客と一緒に「シェアメシ」が食べられる。田代のシェアメシは食事のレベルが高い上に1人あたりの食費は高くなく、友達も出来て情報交換も出来るといういたれりつくせりだ。ただ日本語を話せる環境が嫌だという人には向いていない。1食あたり10〜12ケツァルくらいで食べられる。
ホームステイは家庭によって事情が異なる。もちろん値段も異なる。安いところで週に400ケツァル前後、高い所で650ケツァルなので日本円にして4000〜6500円。基本は月〜土まで毎日3食付き。日曜日のみ食事が付かないというパターンが多いはず。個室とホットシャワーが基本装備だが、各部屋にシャワーが着いている家もあったり(ここは「ホーム」ステイというより宿とホームステイの中間くらいの存在でほかより少し高い)普通に家庭の中の1部屋を借りるという家もある。食事も大量に出てくるところや少量ながらヘルシーでバリエーション豊かなものを出してくれる家庭もある。ステイ先を紹介する学校によっては、マージンを取ってるとおぼしき所がある。別に悪いことではないと思うが。
宿のメリットはやはり自由さ。シェアメシと仲間。ドミに泊まらないのであればホームステイの方が安いと思う。ドミなら朝昼の食事次第ではやや安く出来るだろう。同じレベルに落とせるかもしれない。日本語環境は人によってメリットにもデメリットにもなる。
ホームステイのメリットはなんと言っても食事。作らなくていいし決して高くない。勉強に集中したい人はいい選択肢。ステイ先によってだいぶ違うらしいが、家族と暮らせて一緒に話せるところはメリット(になり得る)。スペイン語がうまくなればいろんなことが聴ける。デメリットはあくまでステイさせてもらっているので宿ほどの自由はない点か。場所によっては町外れになるので夜に帰宅するときは注意が必要。
6. 俺なりの結論
ド貧乏でなければ、そして勉強期間を除いてスペイン語圏に3か月以上滞在するなら語学学校はATABALがおすすめ。ただしATABALはペンション田代からそこまで近くない(通ってる人も多いけど)。ATABALに泊まるならホームステイがおすすめ。十字架の丘の方にあるステイ先は夜になると危険なのでサンフランシスコ教会の近くがいい。
何が何でも節約したければCANOへ。CANOに行くなら近場のペンション田代がおすすめ。節約派はドミトリーにとまってシェア飯と食べるべし。ただし、日本語環境どっぷりなのでスパルタに学びたい人にはお勧めできない。とことんやりたければATABAL×ホームステイがいいと思う。
日本語環境でも構わない。勉強に支障は出ない、むしろ楽しみがなければ、という人ならペンション田代で暮らすのも良い。個室に泊まってCANOへ行くなりATABALへ行くなり、ほかの語学学校を見てみるのもよい。
ATABALの学校内には日本語で書かれたスペイン語の参考書やら辞書やらが大量にある。日本語での解説は重要。俺はグアテマラに着く前から1冊だけ文法書を持ち込んでおいた。現地で会話はできるので文法に重点を当てたライトなものを、ということで「文法から学べるスペイン語」をやった。非情に役に立ったので紹介しておく。
右のはロンリープラネットが出しているフレーズブック。タイの本屋で購入した。ポケットに入るサイズでどこでも持ち歩ける。対訳は英語だが、簡単なので十分使える。持ち運びにはこれがいい。約半年間の中南米の旅で常に携帯していた。
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すごく勉強になります!
今沿岸の高校に講師で来てました。
やっぱり時制って会話に必要だよね。
頑張って喋らせよう!
時制も大事、時制を使った実践が一番大事ね!繰り返し繰り返し