アンティグアでコーヒー農園に行って来た


グアテマラは言わずと知れたコーヒーの産地。グアテマラ国内の有名産地のひとつが滞在中のアンティグアだ。というわけで、コーヒー好きのめぐみと一緒にコーヒー農園ツアーに行って来た。

場所:フィラデルフィア農園
ツアー:18ドル、スペイン語が英語のガイド付き、コーヒーの試飲あり

まず宿泊しているペンション田代経由でツアーに申し込む。1人18ドルとかなり高いが思い切って散財してみた。10時に指定されたカプチナス教会の前にこんな車が登場する。

高い位置から見下ろせて、風も感じる気持ちいい車だ。

市内をぐるぐると走り回った後、郊外に出てしばらくしてフィラデルフィア農園に着いた。

田代でもらったチケットを見せるとツアーに参加出るので待てと言われる。
ちなみに、カプチナス教会の前からの送迎は無料らしかった。事前にツアーを購入していない人はこの窓口で購入できるらしいが、料金は18ドル。田代で購入した場合と同じだった。

英語がスペイン語のガイドが選べたが、当然英語を選択。

まずはコーヒーの木を見に行く。グアテマラはもともと染料を作ってヨーロッパに輸出していたらしいが、人工の染料が開発されると一気に産業が衰退。染料に変わって登場したのがコーヒー栽培だそうだ。

火山灰、標高、日差しなどコーヒー栽培には適している土地がグアテマラにはいくつもある。コーヒーの木は2メートル程度で意外に短かった。ところどころ背の高い別の木が植えられて、強すぎる日差しをうまい具合に遮っていた。日陰用の木もこの農園で育てているとのこと。

ここで扱っているコーヒーには2種類あって、1つはアラビカ。原産はエチオピアだが、イエメン(アラブ)を経由してもたらされたため、「アラブの」を意味する「アラビカ」という名が付けられた。2メートルくらいの高さで収穫がしやすい上、カフェイン含有率2パーセント、香りもいいという最高の品種だが、いかんせん根が弱くて倒れやすく、虫にも喰われてしまうという欠点があった。もう1つはロブストで、語源は「丈夫な」という意味の「Robust」。背が高く収穫が大変で、カフェイン含有率4パーセントで香りはそこそこ。長所は根っこが強いことだという。

1962年にあるエンジニアが大発見をする。まだ芽が出てしばらくの段階で、ロブストとアラビカの根を取り替えてつなげることが出来るというのだ。収穫もしやすくより美味しいアラビカに、強くて丈夫なロブストの根っこが着けば鬼に金棒。最高の品種が出来るわけだ。ちなみにこの根っこ変え作業はすべて女性が担当する。手の温度やペーハーの関係で、女性が作業した方がいいのだとか。誰が発見したのかすごい。

さて、コーヒーも最初は種から。種をまいて上に藁みたいなのをかぶせる。しばらくしたら根を取り替えてプランターに植え替える。さらにその後で農園に植え替えるという作業をする。どの行程でも適度な光が当たるように藁、ネット、背の高い木を配置して日陰を作ってやる。陰用の木はもともとオーストラリアの木だそうで、今はこの農園で陰作り専用として育てられている。

コーヒーは最初は緑色。黄色になった後に赤色になると収穫できるようになる。コーヒー摘みのおばちゃんが、お腹の前に布袋を提げてひとつひとつ手摘みしてくれる。頭が下がる。この赤い皮を取って食べて見るとなんと甘い!皮はジャム作りにも使うらしい。向いたままの豆はぬるぬるしてこれも甘い。カルーアを作るときの原料になるのだとか。さらに割ると白い層があって最後に緑色の豆が出てくる。この部分がコーヒーになるのだとか。

豆は赤くなると収穫

中はこんな感じ、皮と外側は甘い。

 

収穫された豆は赤い皮をはがしてから8〜20日間乾燥させる。煉瓦の上でじりじりと時間を掛けて乾かすと言っていた。その後、水に入れて沈む豆、大きさが中くらいの豆、などなど各種の条件から豆を等級ごとに分離していく。5段階のうち一番いい豆はアメリカのスターバックスや日本に送られる。次の等級はドイツなど、さらにその次がメキシコ・・・。段階によって輸出先もいろいろらしい。実際、アンティグアでは高級ホテルや高級カフェでないとこの等級の高いコーヒーを飲むことはできない。

 

最後にベルトコンベヤに乗った豆を目視チェックして規格外の豆を選り分ける。これをテスターと呼ばれるソムリエのような人が試飲して品質チェックする。テイスティングにも細かいルールがあるようで、たしか12グラムくらいの豆をカップに入れて80℃くらいのお湯を掛けてスプーンですくって試飲するのだとか。飲まずにペッと捨てるのがいかにもテイスティングらしい。

最後に最高級の豆で作ったコーヒーを飲ませてもらった。うううううまい。

ローストされた風味や深みだけでなく、「フルーティ」な感じさえある新しい発見があった。

 

コーヒーツアー以外にも、このテイスティングを体験できるツアーが開催されている。1人25ドルとかなり高いが、ローストの仕方からコーヒーの味の見方まで、2時間きっちり教えてくれるというのでコーヒー好きにはたまらないだろう。
敷地内はさながらテーマパークのようで、レストランやお土産物や、マリンバの生演奏もあった。

フィラデルフィア農園

18ドル
スペイン語か英語のガイド付き
コーヒー試飲有り(無料)

りょう の紹介

東京都品川区で生まれ育つ。サービス業、ホステスクラブ、海外ボランティア駐在員、レストランバー、コンピュータ会社などを経て独立開業。2011年から休業し、夫婦で1年ちょっとの世界一周へ。現在は帰国してイクメン父上に勤しむ。好きな食べ物はナス。言語や歴史に興味あり。コンプレックスは字が汚いこと。好きな言葉は「とりあえずビール」でポッドキャストでは世界のビールを飲み歩く「Beer the World(ビーアー・ザ・ワールド)」を担当。

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アンティグアでコーヒー農園に行って来た への1件のフィードバック

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