きれいな海、真っ青な空。
日本屈指のリゾートでもある沖縄だけど、
忘れてはいけないのは、戦争で地上戦があった場所でもあるということ。
きょうはひめゆりの塔を訪ねました。
戦争当時、看護要員として従軍したひめゆり学徒隊。
最前線で負傷兵の看護などにあたったそうです。
生存者の話が動画で放映されていて、
目の前で学友を亡くした悲しみや砲撃を避けながら働く恐怖、
それに負傷した兵隊や学友を置いて逃げなければならなかった辛さが
生々しく語られていました。
そうした中での「部隊解散」。
どれほどの絶望であったのだろうと思います。
実際に解散してからの犠牲者がとても多いのです。
もっと良い選択はなかったのだろうか、
ひめゆり学徒隊があまりに不憫だと思えてなりません。
いくら戦時中はいえあんまりでは、なんて。
でも、そうこういろいろ考えていると
「そもそも戦争がいけない」という考えに辿りつきます。
平和であることが一番なんだけど、
「戦争だめ!」と一言声を上げようとするとき、いつも思い出すことがあります。
それは小学校2年生か3年生のころに、祖父に戦争について訊ねたときのこと。
「当時は、みんながそれを正しいと思っていた。わたしもそう。
国のために命を失うことも怖くなかったし、
それが家族のためにもなると考えていた」と語ってくれた。
そして、
「今なら戦争は恐ろしい、やってはいけないと言えるかもしれない。
でも、あの時代に生きたわたしたちを、
一言で『間違っている』と片付けられると何か悲しい。」
といったようなことを話してくれたような気がする。
(当時の頭で要約したから、合っているかちょっと心配)
7つ8つの子どもによくそんなこと話してくれたなと思うけど、
このことがあって、たどり着く答えは
「過去の出来事からは感謝して学び、
またみんなで知恵を出し合うことがいつの世も大事」
という、それこそ7つ8つのころに学ぶ基本のことなのです。