キューバ6日目(行けるところまで)


[ハーシー列車で見事に帰ってきた]うちらだが、ここから大きな課題があった。

どうやってサンティアゴ・デ・クーバに行くのかだ。キューバ旅行の基本はビアスール(Viazul)という長距離バスに乗るわけだが、プラヤス・デル・エステのインフォトゥールで確認したところ、その時点で12月いっぱいまですべて予約で埋まっているという衝撃的な事実が発覚したのだった。12月いっぱい、である。

残された選択肢はこうだ。
1) それでもビアスールのターミナルに行って当日券がないか粘る
2) サンティアゴまで3日かかると噂の電車に乗るため、中央駅へ行く
3) キューバ人しか乗れない(ハバナ発のみ外国人も乗れるらしい)というアストロバスにチャレンジ
4) キューバ人に聞きながら、ローカルバスを乗り継いでサンティアゴを目指す(!)
5) 自転車を購入してサンティアゴを目指す
6) ヒッチハイクとアマリージョを使って行けるところまで行く

クリスマスと年末年始に無計画でキューバに行くこと自体がばかげているのだ。どうなったってかまわない。行けるところまで行ければそれでよしとしよう。

まずはビアスールのターミナルへ行くが、ターミナル内のチケット販売所は閉まっていた。嗚呼、ビアスールの選択肢はもうなさそうだ。販売所はガラス張りだが内側のカーテンが全て閉められて、中が見られない。ドアの前にはタクシーの運転手がいて、しきりにサンタ・クラーラやトリニダーに行かないかと勧誘してくる。しかしうちらはもっと遠くまで行きたいのだ。「うちらはサンティアゴ・デ・クーバとかバラコアまで行きたいんだ。でもバスはいっぱいらしいし、電車は時間が掛かるらしいし」と言うと、タクシーの運転手はそうかそうかといった顔をして、販売所のドアをぐいっと押した。

えっ?と思ったが、なんと販売所はまだ営業中だったのだ。内側のカーテンを全て閉めた状態で扉も閉めていたが、普通に営業しているのだ。なんという不親切(笑)。そして運転手さんありがとう!!!受付のおばさんに、サンティアゴ行きはないかと尋ねると、いっぱいなのでキャンセル待ちをしろという。6:10発の便に2番目と3番目のキャンセル待ちとしてエントリーできた。

「3人がキャンセルしないと乗れない」という条件は厳しそうだが、乗れることを前提に腹ごしらえをしたり水を購入したりした。5時頃になって、おばちゃんが俺を手招きする。「キャンセルあったの?」と聞くが答えてくれない。むっとしたまま「ここに名前を書きなさい」と言う。言われた通り名前を書くと、年代物のタイプライターのような機械でチケットを印字してくれる。裏には手書きでなにやら書き込んでいた。「乗れるの?乗れるのね?」と聞くと、「あぁそうさ。乗れるさ」とぶっきらぼうに答えてくれた。

うちら、ついてるぞ!

ハイパーハイシーズンのキューバで人気のハバナーサンティアゴのキャンセル待ちに成功!一気にキューバ南部へワープだ!

バスは立派で乗り心地もいい。車内にトイレも付いているし、トイレ休憩や軽食休憩もある。ただしうちらは最後尾の席で刺激的なトイレ臭に悩まされながら一晩過ごすこととなった。サンティアゴ・デ・クーバには12時間後に到着した。

>>キューバ7日目(サンティアゴ・デ・クーバのカーサ)
>>キューバ7日目(キューバで病院デビュー)

りょう の紹介

東京都品川区で生まれ育つ。サービス業、ホステスクラブ、海外ボランティア駐在員、レストランバー、コンピュータ会社などを経て独立開業。2011年から休業し、夫婦で1年ちょっとの世界一周へ。現在は帰国してイクメン父上に勤しむ。好きな食べ物はナス。言語や歴史に興味あり。コンプレックスは字が汚いこと。好きな言葉は「とりあえずビール」でポッドキャストでは世界のビールを飲み歩く「Beer the World(ビーアー・ザ・ワールド)」を担当。
カテゴリー: キューバ, プラヤス・デル・エステ タグ: パーマリンク

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