キューバ10日目(寝過ごした日)


めぐみの中耳炎が治らない。痛いのはなくなったが、いっこうに耳の聞こえが悪いのだという。耳の中をのぞいても何も見えない。ライトで照らしたり、日光を当てたり、カメラのマクロモードで撮影したり、いろいろと奮闘するも何が詰まっているのかよく分からない。ドクター曰く、5日間薬を飲んでならなかったら耳の中をかっぽじってふさいでるヤツを取るとのことだが。果たしてどうなることやら。

めぐみがふて寝をしているので、一人で町へ出て両替に行く。が、サンティアゴ・デ・クーバで日本円を両替できるのは何とかインターナショナル銀行のみで、パルケセントラルにある銀行では日本円を扱っていないのだとか。銀行は午後3時で閉まるので、ここでキューバ初のATMを使うことにした。

キューバのATMは、アメリカの銀行で決済されるカードでなければ使用できる。俺の持っていたカードも国産なので普通に使えたが、手数料がチト高くて3%ほど取られる。キューバはそういう国なのでおとなしく金を下ろしてInfoturという案内所へ向かった。

目当てはと言うと、次の目的地バラコアへ行くバスを手配するためだ。が、やっぱりフル。キャンセル待ちをするしかないのだという。さて、どうしたものか。キャンセル待ちに失敗すればまたバラコアに一泊するのだろうか。

カーサに戻るとめぐみはまだ寝ていた。明日こそ治って欲しい。明日バラコアに行きたいことをママに伝えると、バラコアのカーサを紹介して予約してくれた。しかしバスが満席なのだ、カーサを予約しても乗れなかった場合どうするのかと聞いたが、「大丈夫、バラコアに行きたい旅行客はたくさんいるので別のバスが出る、大丈夫だ」という。バカコアのカーサに電話をして話したが、ここのママも「大丈夫」の一点張りだ。「どうあれ、バスに乗ってバラコアへ行けるのね?」と念を押すと、皆口をそろえて「シーシーシー(そうそうそう)」である。

ま、何とかなるのがキューバということか。話をまとめてうちらはサンティアゴで初の生ライブを聴きに行くことにした。

>>キューバ11日目(したたかジョニー)

りょう の紹介

東京都品川区で生まれ育つ。サービス業、ホステスクラブ、海外ボランティア駐在員、レストランバー、コンピュータ会社などを経て独立開業。2011年から休業し、夫婦で1年ちょっとの世界一周へ。現在は帰国してイクメン父上に勤しむ。好きな食べ物はナス。言語や歴史に興味あり。コンプレックスは字が汚いこと。好きな言葉は「とりあえずビール」でポッドキャストでは世界のビールを飲み歩く「Beer the World(ビーアー・ザ・ワールド)」を担当。
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キューバ10日目(寝過ごした日) への2件のフィードバック

  1. くまさんケーキ のコメント:

    耳の具合はその後良くなりましたか?
    旅行中なんでゆっくり通院も出来ないでしょうから心配ですね。

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